北の大地~西別川~

道東を流れる西別川の上流に、森の神様シマフクロウが棲んでいるとさ。
森の守り神 コタンコロカムイ

道東を流れる西別川の上流に、森の神様シマフクロウが棲んでいる。シマフクロウ守る男達は道路を作る為に切られる運命にあった260本の大木を夜を徹して大移動したのである!その男達が中心となるコロカムイの会と出会い、1995年より、西別川流域コンサートと植樹祭がスタートした。このコンサートと植樹祭はあくまでも、森の神様シマフクロウが主人公であり、植樹祭は百年事業として毎年5月に行われている。
西別川は聖なる湖、摩周湖に起源を発し西別岳の麓、虹別に源流を持つ、全長約70キロの美しい川である。この川の恵みを頼りに、たくさんの生命が生活を営んでいる。
シマフクロウの森百年事業

<北の大地>
雲は静か 何も言わずに流れ去る
人の行方を知らぬふりして
森は消えた 川も消えてゆく 悲しくて
胸のなげきが 誰か探した
まぼろしの森には神様が
羽を広げ飛ぶのさ 笑いながらあの人
汗を流し 祈り捧げて木を植える きっと帰るさ森の子供が
(アルバム 北の大地より)
数人の男達から始まったこの植樹活動は、今年で13年目を迎え、今では全国からたくさんの人々が集まり、ひたすらシマフクロウのために、木を植えている。
西別川流域コンサート

1995年に西別川源流コンサートを行い、翌年から2004年まで西別川流域コンサートとして、西別川の上流から下流(海)まで5カ所のコンサートが行われた。このコンサートの主人公はシマフクロウであり、シマフクロウを頂点とする、たくさんの生命である。このコンサートを支えるのは、地元の男衆、女衆である。いきなりステージに土の着いたままのハンノキ、ナラの木で森が作られた時には、目が点になった。そして女衆はコンサート期間中の約30人分の朝昼晩の食事を一手にまかない、暖かいおもてなしをしてくださった。感謝。自然の為に人が一つになる、力強さを体いっぱいにもらった。この間に、5月が森や川を考える月間として指定され、環境フォーラムが立ち上がった。そして何よりも、川が少しずつ綺麗になり、シマフクロウも少しずつ増えて来た。バイカモの揺れる中、鮭の赤ちゃんが一生懸命、海を目指す姿をみるたび、私も頑張ろうと思う。
<西別川>
水の流れよ 天の子供よ 清らかな唄 そっと聞かせて
ほら森が泣いているから ほら魚が泣いてる
水の流れよ 天の子供よ 傷つきしもの 救えよ
まぼろしの森作り~次世代の子供達へ~

シマフクロウの赤ちゃん
西別川で学んだことを大切にしながら、これからは北海道を横断し、まぼろしの森作りに取り組みたいと思っている。近年、温暖化により動物達や植物達の居場所が失われている。このまま温暖化が続くと、2016年には(ポイント オブ ノーリターン)取り返しのつかない時代が来るといわれている。動物達、植物達、そして次世代の子供達の為に、生命が再生する能力を持った森を私たちの世代が今作らなければならないと思う。私は北の大地へまた新しき旅に出る。

